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【MBA】らしさって…

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<推薦図書⑦>

スターバックス再生物語」

著者: ハワード・シュルツ

         ジョアンヌ・ゴードン

発行所: 徳間書店

 

あらすじ

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創業者シュルツが社長を後任に譲り、急拡大中に業績が悪化。「スタバらしさ」を取り戻す為に社長に復帰し、改革にとりかかる。

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ここから学べるMBAの原則

 

<結論>

「らしさ」を徹底追及することが、企業再生への鍵

 

理由①「らしさ」を取り戻せば客足が戻ってくる!

 

<失われた「スタバらしさ」>

  • 挽きたての豊かな香り
  • 居心地の良い空間
  • おいしいコーヒー☕️

 

<原因>

  • 効率化の為にコーヒーの粉を袋詰めに
  • 大量出店の為に店舗デザインを簡素化
  • 研修不十分なバリスタ

 

<改革>

  • 全米7100店舗一斉休業(損失は6億円😱)
  • バリスタ13万5千人再研修
  • 採算のとれない600店舗の閉鎖

さらに…

  • 新たな改良コーヒーの開発
  • 再びコーヒー豆は店内で挽くことに
  • 1時間経ったら捨てるルールを30分に
  • 臭いが強いサンドイッチの販売停止
  • 高性能エスプレッソマシーンに入れ替え

 

コーヒーの味と香りに徹底的にこだわった。

そのおかげでスタバらしさを取り戻した店舗。徐々に客足が戻ってきた。

 

理由②「らしさ」を取り戻そうとすると協力の輪が生まれる

 

改革をはじめると店舗スタッフからこんな

メールが数多く届いた。

 

「伝統のサービスやあいさつがなくなり、

店に行くと悲しく感じていた。現状を変えて、

復活の為に全力を尽くす仲間になれて嬉しい。

希望が見えた。」

 

<生まれた協力の輪>

  • スタッフの改革への全面サポート💪
  • ファンがたくさんのアイデアをくれた💡

 

ファンがアイデアを投稿したり、お気に入りにのアイデア投票ができるマイスターバックスイデア開設。1週間で4万件以上のアイデアが集まり、サービス改善に大貢献!

 

改革から2年…なんと再び成長期に👏

シュルツは言う、

「スタバはコーヒーを人々に提供するコーヒービジネスではない。人々にコーヒーを提供するピープルビジネスなのだ。」

 

イキイキとした店員、自由にくつろぐ顧客

見るとまさにその通りだと思う。

 

<まとめ>

「らしさ」の徹底追及で、再生だけでなく進化できる!

 

次はビジネスで解決策を提供するソーシャルビジネスについて。次回、「やりがい1万倍⁉︎」につづく。