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【MBA】つくりすぎのムダ...

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<推薦図書⑩>

トヨタ生産方式

著者: 大野耐一

発行所: ダイヤモンド社

 

あらすじ

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欧米の自動車大量生産に対抗するため、トヨタは試行錯誤を繰り返した。その中で生まれたオリジナルの生産システムを徹底解説。

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ここから学べるMBAの原則

  • オペレーション(製造管理の効率化)

 

<結論>

効率化の鍵は

つくりすぎのムダをなくす

 

鍵①ジャストインタイム

1978年、工場では3000個の部品

組み合わせて自動車をつくっていた。

その工程は100をはるかに超える

そこで各工程で必要な部品を必要な分だけ

用意できないかと考えた。これが

ジャストインタイム方式🕰

 

おうちの夕飯に当てはめると…

  • 必要な食材が使いたいときに出てくる
  • 必要な分だけがカットされてる

これなら時間短縮できるし、

余った食材を捨てなくてもいいから経済的👌

 

<かんばん方式>

必要なものを見える化するシステム

スーパーでは顧客が購入した数をカードに

記入して、仕入れ部に送る。そして

その分だけ発注している。

工場にあてはめると…

①注文台数確認

②組み立てに必要な部品の数を確認して、

かんばんに書く

③かんばんに書かれた数の部品をつくる

④各工程の場所に届ける

⑤組み立て

⑥完成

必要な分だけしか作らないから

全くムダが出ない😲

 

鍵②自働化

自働化=自動+現場が自ら考えて働く

トヨタの工場では問題が発生すると、

まず工員が生産ラインを止める

すると「アンドン」という表示版が点灯し、

関係者にどこで問題が起きたか知らせる。

それから検証がはじまる。

 

<5回のなぜ?>

例:機械が止まった

  1. なぜ機械が止まった?→負荷がかかりすぎ
  2. なぜかかりすぎた?→オイル不足
  3. なぜ不足?→ポンプの調子が悪い
  4. なぜ調子が悪い?→部品が摩耗してる
  5. なぜ摩耗した?→切り屑が入った

結果、屑を取り除くシステムをつくれば

再発防止できると分かる。

事実から原因を探るのがポイント。

なぜを繰り返すと本当の問題が見えてくる。

 

トヨタはノウハウ惜しみなく公開している。

ただし形だけ真似てもうまくいかない。

なぜなら…

現場が自ら動き、判断できる

ことが前提だから🤔

 

<まとめ>

効率化の鍵は

ジャストインタイムと自働化

 

次はマクドナルドの成長戦略について。

次回、「成功はどこに…」につづく。