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【MBA】組織行動論①

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いよいよ新学期に突入です。今回は組織行動論の講師とWeek1を紹介。とてもユニークな講義で新しい発見がたくさん!毎回楽しいです😆

 

講義内容:

  • 組織行動論
  • マネジメントの慣行

 

結論:

マネジメント+組織行動論=成功

 

講師の紹介:

齋藤 浩史
Hiroshi SAITO (JB)
株式会社グローバルアップライズコンサルティング

代表取締役社長

経歴
マサチューセッツ州立大学MBA Executive Faculty

上智大学博士課程。バーミンガム大学MBA取得。

ゴールドマン・サックスやその他国内外の投資銀行で海外案件に長年取り組む。オールアバウト「ビジネス英語ライティング」専門ガイド。

資格
日本証券アナリスト協会会員

経歴資格バックグラウンド
齋藤 ”JB” 浩史 アメリカNYでハリウッド俳優を目指すも夢半ばで断念。

日本に帰国するお金もないとき、救いの手を差しのべてくれた小さなヘッジファンドでのインターンがきっかけで、ウォールストリートを目指す。

大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券で株式トレーダー/営業、その後外資・日系投資銀行で世界各国の中央銀行財務省の資金調達業務に携わる。

約10年ほど業界経験を積み、自身の実践してきた英語の学習法を世に広めたいという気持ちが抑えられず、教育業界に身を投じる。

現在、都内資格学校や大学で経済学を教える傍ら、ビジネス英語を教える。

JBという名前は、アメリカの大学クラスメートが私の本名”HIROSHI”が発音しにくいからと、代わりにJapanese Boyの頭文字を取ってつけたもの。

(https://www.hiroshijbsaito.comより引用)

 

とにかく明るく、おもしろいです🤣生徒たちはみんな「JB」と親しみを込めて呼んでいます。卒業生とも継続してコンタクトを取っているとても面倒見の良い講師です🌟

 

講義内ではユニークな質問や活動があります。Week1の活動:

  • スケートリンクでかき氷何杯作ることができるか?」
  • 「飛行機事故で遭難しました。生き残るために、どのようなツールを使うべきか、与えられた資料をもとに状況判断をし、意思決定をしてください。」

遭難事故は自分のスコアとグループスコアを出しましたが、グループに助けられました。1人で遭難してたら間違いなく死んでました😅

これがグループの力であり、組織行動論を学ぶ理由なんですね🤔

 

組織行動論って何?

個人やグループがどのように行動するか、そして環境を変えるとどうなるか、などを研究し、その原則をまとめたものです。

組織は個人やグループでできているので、その行動をマネジメントできるかが目標達成の鍵になります。

経営者や管理者は、目標達成の為に、組織行動論を通して、人の動かし方を学ぶわけですね🤔

 

どのように役立つの?

組織行動論は、経営者または管理者が、目標を達成するために、どのように改善、強化、または変更するべきかについて多くのヒントをくれます。

 

例えば、

  • どうしたらもっと効率を上げられるか?
  • どうしたらもっと士気を高められるか?
  • どうしたら内部の対立を無くせるか?

などの場面で活躍します。

詳しくはWeek2以降で紹介しますのでお楽しみに😊

 

どんな事例があるの?

たくさん面白い研究事例がありますが、今回は一つ代表的なものをご紹介。

 

科学的管理法: テイラー

いまから100以上前に、仕事を効率化する為に、さまざまな仕組みを作った人です。いまでも活用されてるものもたくさんあるので、本当にすごいです👏

  • タスク管理:一定時間にどれだけ作れるかを測定。配置する人材の選別に活用。
  • 標準化:マニュアルや手順書作成。
  • 指図票:チェックシートや指示書を作って組織的に管理。
  • 段階的賃金:業務レベルに応じた報酬。評価制度の確立。
  • 職能別組織:考える人と動く人を分ける。

 

作業員の経験のある彼は、徹底的な効率化を目指して奮闘しました。作業員の負担を減らして、労働環境改善を実現したかったからです。

 

しかし、生産性が上がって利益は上がったにも関わらず、作業員には還元せず、さらにこき使う経営者が現れました。そしてその批判は彼に向かいました😞

 

人間性が欠如している」とか「労使の対立を激化させた」とか言われるようになりましたが、個人的には彼の貢献は偉大だと思います。

 

有名なフォードは科学的管理法を実践して成功を収めました。まだ車が富裕層だけの特別な乗り物だった頃に、ヘンリーフォードは「誰もが車に乗れる時代」を目指しました。

 

そのためには徹底的なムダを省いたコスト削減が必要で、そこで大活躍したのが、科学的管理法です。結果、ベルトコンベアを使った工場の自動化に成功し、大成功しました👏

 

しっかり労働者に還元したのが良かったです。

フォードで働く→たくさん給料をもらう→フォードの車を購入する→イメージアップ

人々は豊かになり、車を持てるようになり、世界が変わりました🌟

 

人々が豊かになると、給料が高くても、単純作業では満足しない時代になりました。そして時代とともに組織行動論も進化し続けています。

 

生徒の中には経営者もいます。

  • Z世代とどう向きあうべきか?
  • 多国籍チームをどうまとめるか?
  • 買収後の対立を防ぐには?
  • などの悩みを抱えていたりします。

そういった悩みに対する解決の糸口をくれるのが組織行動論です。

 

重要な3つの質問:

  1. 経営者としてどう問題を解決するか?
  2. その為に何を知らなければいけないか?
  3. 何を変えなければいけないか?

組織を変えるには、まず自分が経営者目線を持ち、行動を起こさないといけないということですね。大変な仕事ですが、組織が1つになれば、その力は何倍、いや何百倍にもなります。そしてそれが成功へ続くとわけですね🤔

 

まとめ:

マネジメント+組織行動論=成功

 

次回、Microsoft本社で活躍する日本人」につづく。