【MBA】決算書から何が分かるの?
<推薦図書①>
「会計・財務は一緒に学べ! 」
著者:西山茂
発行所:光文社新書
<あらすじ>
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大手食品メーカー研究開発部門のエースが、
急成長中の子会社に取締役として着任。
「開発ばかりで経営なんかやったことない!
経営について学ばないと!」と、
財務分析の入門書を片手に勉強をはじめる。
まずは「味の素」の決算書
から危ない会社の見分け方を学ぶ。
企業分析のポイントをつかんだ彼は、
ついに投資プロジェクトに挑む。
最後に会社がどのように利益を
投資家に還元できるかを学び、
経営知識を一通り習得したところで終わる。
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決算書から分かることは…
「危ない会社」と「いい会社」
の見分け方
それぞれの役割を身近なものにたとえると…
損益計算書=成績表
賃貸借対照表=健康診断結果
キャッシュフロー計算書=家計簿
なぜなら
成績表から強みが分かる
健康診断結果から病気のリスクが分かる
家計簿からお金の流れが分かる
から。
決算書についてもう少し詳しく知りたい人
のために順を追って説明していこう。
1.損益計算書
<分かること>
売上高:業界順位、シェア、成長スピード
売上総利益の割合:高くても買いたい製品か?
販売費の内訳:何に力を入れているか?
営業利益率の割合:割りが良いか?
営業外収益:利息、配当、不動産収入など
特別損益:不測の事態(災害、リストラなど)を処理した
<学んだ原則>
- 企業の強みと取り組みが分かる
- 同じ業界の企業と比べると改善が 必要なところが分かる
2.賃貸借対照表
<分かること>
どのようなことにお金を使っているか(左側)
どのように資金を集めているか(右側)
- 流動負債:一年以内に返済が必要
- 固定負債:一年以降に返済が必要
- 純資産資産:株主から預かっている資金
<学んだ原則>
- 流動資産(左上)<流動負債(右上)=資金繰りが厳しい!
- 純資産(右下)の割合が右側の30%を大きく下回ると危ない!
- バランスが良い=財務的に安定している
3.キャッシュフロー計算書
キュッシュフロー=実際のお金の流れ
<分かること>
<学んだ原則>
- 企業の実際のお金の流れがつかめる
- それぞれのプラス、マイナスから安定、成長、リストラなどの傾向がわかる
公開されてる決算書は日本経済新聞のページ
https://r.nikkei.com/markets/release/disclosure
で見ることができます。
お気に入りの会社の決算書を見てみると
面白いのでぜひ😊
次は身近な会社の成功例を紹介します!
次回、「♪まだかなまだかな〜」につづく。