MBAと仕事術を図解でお届け

ビジネスノウハウと背中を後押しするメッセージ

【MBA】MBAを取ったら…

f:id:craid_k:20200611173909j:image

<推薦図書②>

「戦略プロフェッショナル」

著者:三枝匡

発行所:ダイヤモンド社

 

<あらすじ>

=====

大企業に勤める広川(36歳)は、MBA取得後に

提携会社を担当し、その会社から取締役としてスカウトされる。大企業を離れることに戸惑いつつも、「自由な挑戦がしたい!」と出向を

決意。戦略を通して数々の難題をクリアし、

経営危機を救う!

=====

 

この本、実は筆者の実体験を脚色したもの。

同年代のめざましい活躍を見て学んだことは...

MBAの知識を応用できれば、

経営危機を救うこともできる!

 

理由①

本当の問題が見極められる

着任したばかりの広川は、

  1. 最近の売り上げはどうか?
  2. 市場の大きさと成長の余地は?
  3. ライバルと比較して何が違うのか?
  4. 自社の強み、弱みは?

と質問をしながら現状分析をしていく。

そして社内と利用者の認識のギャップから、

「製品の問題ではなく、売り方の問題である」

ことを突き止める。


理由②

手を打つべきタイミング

が読める

広川は販売製品が最先端であり、ライバル会社はまだ追いついてないと知り、プロダクトライフサイクル(下図参照)の成長期であると判断。すぐライバル会社の新製品導入時期の裏付けをとる。そこで猶予期間が一年と知り、手遅れにならないよう急ピッチで戦略づくりを進める。

[プロダクトライフサイクル]

f:id:craid_k:20200613084418j:image

広川は

どんなに良い製品でも成長期を逃す利益が出せない!

と知っていた。

 

理由③

難しい戦略をシンプルにできる

広川は年間9台しか売れなかった製品を年間100台売るという大胆な目標を打ち出す。

みんなが唖然とする中、その根拠をわかりやすく説明する。そして共に戦略を練る間に…

勝てる?

勝てる?

絶対勝てる!

とみんな徐々に自信を深めていく。

さらに誰が、誰に、いつまでに、

どのように働きかけるかを明確にした

ひと目で分かる確認チャート

を生み出した。

広川は

シンプルな戦略こそ最良である

と知っていた。

 

まとめると…

MBAの知識を実践できる人は、

会社の強みを活かし、

適切なタイミングで、

誰でも分かるかたちで

戦略を実行できる!

 

広川の考え方は「なるほど〜!」🤔ばかり。

どうしたらこんな考え方ができるのだろう?

次回、「え⁈ピラミッド?」に続く