【MBA】次の一手...
<推薦図書④>
ビジネススクールで教えている
「会計思考77の常識」
著者:西山茂
発行所:日経BP社
<あらすじ>
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経営と会計のつながりを理解できるように、
日本の優良企業10社を選び、ライバル企業と
比較しながら決算書(2017年)の分析を解説。
分析方法、注意点、業界の特徴や動きを
数字から読み取る方法を教えてくれる。
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<ここから学べるMBAの原則>
- アカウンティング
- ファイナンス
<結論>
数字からイメージできれば
次の一手が分かる!
特に「おもしろい!」と感じた2社を紹介。
事例①ソフトバンク
2020年3月で過去最大の1兆4381億円の赤字に転落したソフトバンク。孫会長が積極的に行った投資の失敗が響いた。巻き返しを誓うソフトバンクがどう動くかとても興味がある🤔
<ライバルとの数値比較から見えること>
- 売上高→ドコモの約2倍なのに利益率はドコモより低い
- 借金が多い(ドコモは実質無借金)
- 無形固定資産→ドコモの約4倍
- 成長率→ドコモの約48倍
ここから分かるのは
- 採算が低い事業を抱えている
- 借り入れしてでも積極的に投資している
- 安全より成長を重視している
これらを見ると次の一手は
- 借り入れを少なくしてリスクを減らす
- 不採算事業の見直し
となりそう。実際にどう動くか気になる!
事例②ファーストリテイリング
世界展開しているユニクロ。コロナウイルスの世界的な感染拡大で売上が大幅に減少…。
そんな中、株価がV字回復⁈🤔
その理由は柳井社長の「危機をチャンスと考え、古い制度や仕組みを刷新する」という固い決意に株主が期待しているから。どう変わっていくのか楽しみ😊
<ライバルとの数値比較から見えること>
ここから分かるのは
- 自社企画・販売で利益率が高い
- 製造・物流を外注している
- 資金回収に時間がかかる
これらを見ると次の一手は
- 在庫を減らす
- 資金回収のしくみの見直し
柳井社長は既に手を打っている。
だから株主は期待している。
<まとめ>
一流の経営者は数字を読んで、
次の一手を打てる!
次回、「一流の経営者になるには…」につづく