【MBA】Vinschool
今回はケーススタディ②で実際に提出した
小論文から抜粋して紹介。
求められる内容やボリューム感の参考に
なれば嬉しいです😊
テーマはベトナムの教育を国際レベルに
引き上げるミッションに挑み続ける学校
「Vinschool」。
<結論>
正のサイクルを築くことが
持続可能な成長への道
<Vinschoolの概要>
設立:親会社Vingroupの指示で2013年に設立。
目的:親会社が開発した住宅地「Vinhome」に
住む子供たちに学校を提供する。
学校数:31校(2019)
生徒数:27,000人(2019)
教育レベル:ベトナム・カリキュラムで高品質
な教育を、ケンブリッジ・カリキュラムで国際
レベルの教育を提供する。
目標:今後5年間で約2倍の55,000名規模まで
拡大し、ベトナムの教育を国際レベルに
引き上げる。
①拡大プロジェクトで直面した
3つの課題
- 優秀な人材の確保: 国内の優秀な教師は限られていて、ふさわしい教師を見つけるのが困難。海外講師は、ベトナム人にあわせた教育をすることが難しく、高額な費用負担、政府による厳しい規制が障害。
- 品質と統一性の維持:急激な規模拡大によりキャンパスや授業の品質や統一性を維持するのが困難な状況。
- 競争の激化: ベトナムの経済成長により中流階級が増え、さらに政府が国際校の規制緩和を行ったため、国際校が急激に増えて競争が激化。
②SWOT 分析
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良い影響 |
悪い影響 |
内部環境 |
Strength(強み) · Vingroupの知名度と資金力 · Vinhomesの不動産事業との連動 · 非営利団体 · 高品質の教育 · ブランド認知度が高い |
Weakness(弱み) · 優秀な教師やスタッフの不足 · 不十分なインフラ · 親会社からの承認が必要
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外部環境 |
Opportunity(機会) · 国内の教育への関心度が高い · 政府が積極的に教育に投資している · グローバル化で英語を使える人材が求められている · 国内の経済成長により、中流階級家庭も国際校を選択するようになった |
Threat(脅威) · ライバルの増加による競争激化 · 国内の優秀な人材の不足 · 市場が限られている |
全体的に強みと機会が多く、際立ってる。
中でも最大の強みはVingroupによる
バックアップ。グループの強みである
不動産事業と連動していて、高い顧客
ロイヤイリティを既に獲得していることが、
とても大きなアドバンテージ!
③もし自分が担当者だったら親会社に提案したいこと
最大の強みであるVingroupのリソースを
最大限に有効活用するために下記の3つの
取り組みをすること。そうすることで
Vinschoolだけでなく、グループ全体として
大幅な成長を遂げることができると考える。
1.Vingroupでのインターンシップ制度の導入
ベトナム最大の私有企業であり、不動産、
いるVingroupでVinschoolの学生たちが
インターンシップを行うことで、ただの勉強で
はなく、実務で使える知識を身に着けることが
できる。また実体験していく中で、子供たちが
自分の強みが何か、どうやって貢献することが
できるという具体的なイメージを持つことが
できる。なりたい自分を明確にイメージする
ことができれば、それを果たすための勉強にも
熱意がこもり、可能性を最大限に引き出すこと
できる。またVingroupにおいても将来リーダー
となる優秀な人材を確保することができ、
Win-Winの関係をつくり出すことができる。
2.Vinhomesと連携した街活性化プロジェクト
子どもたちが街の活性化プロジェクトに携わることで、町にエネルギーを吹き込むだけで
なく、大人が想像できないようなおもしろい
アイデアがたくさん生まれる。
たとえば子供たちが運営するお店をつくって
地元の特産品を販売したり、地元ならでは
のお祭りを運営したり、地元の技術を広める
ためのワークショップを企画したりすることが
あげられる。小さなことでも、子供たちが自ら
考えて、実現していく中で自分たちの生きがい
を見つけられるようになることだろう。そして
親たちが子供たちがイキイキとする姿をみて、
子どもたちにこんな経験をさせたい!
Vinhomesに住んで、
Vinschoolに通わせてあげたい!
と考えるようになることだろう。
3.Vingroupでしか体験できないストーリーをソーシャルメディアと通して発信
Vinschoolが取り組んでいる…
- 障害のある子供たち病人、高齢者、ホームレスのために行うボランティア活動
- 恵まれていない子供たちが教育を受けることできるようにするための募金活動
- 上記1、2で提案した活動
Vingroup全体としての社会貢献活動の中で
生まれたストーリーをソーシャルメディアで
発信することで、グループ全体のブランド
イメージをさらに向上させることができる。
2018年時点でソーシャルメディア利用者5700
万人であり、インターネット普及率が67%
であることから今後ますます利用者が増え、
特に若い世代への影響力が強くなっていく
ことが予想される。ソーシャルメディアの発信
を通して、まだVinhomesに住んでいない、
もしくはVInschoolを知らない人たちへも
力強く働きかけることができるようになる。
これらを行うことでVinhomeで生まれ、Vinschoolで学び、Vingroupでグローバルに
活躍し、次世代を育てるために帰ってくるという正のサイクルを生み出す。そして、
ベトナムの教育と自立の面で社会貢献できる
企業へと発展を遂げ、さらに大きな成功を
おさめることができると信じている。
<まとめ>
正のサイクルを築くことが
持続可能な成長への道!
ちなみにここまでA4サイズ2枚、全て英語の
ボリューム感です🙌
次回、「財務会計論⑤」につづく。