【MBA】妥協しない道への3ステップ
こんな人におすすめ
- MBAに挑戦するべきか悩んでいる
- やりたいことがあるけど躊躇している
- どちらか一方を選べないでいる
妥協しない道への3ステップ
1.選択肢の中間点に立つ
2.できない理由を消していく
3.トライアンドエラー
目次
サードウェイ
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をミッションとし、個性的な輝きを放つ素材と誇りある職人の技術で人気のマザーハウス山口絵里子社長の哲学。
AとBの2つの選択肢の間で悩んだとき、立ち止まってしまったり、妥協して中途半端なことをしてしまったり。あるいは、どちらかを諦めてしまうこともあるかもしれません。
山口絵理子はそうした悩みに出会う度に、“積極的に”その中間地点に立ち、2つがぶつかり合うからこそ出てくるアイデアを考え、よりよい解決策を生み出す”Third Way”を探してきました。
この考え方のおもしろいところは、一見相反するものを掛け合わせて進化させていくところ。スパイラル状に上に上がっていくイメージ。妥協しないどころか、より良い道を切り開こうというわけです。
行動しながら考える
山口社長は常に行動しながら考える。まず自分の手を動かし、「こんなイメージ」と伝えます。百聞は一見に如かずですね。イメージが共有できてるから、どうやったら実現できるか、みんなで考えることができます。
手作業と大量生産、ロジックと直感、グローバルとローカルなど、相反する2つを掛けて、新しい価値を生み出してます。共通していることは「妥協しない」ということ。
もちろん最初から答えがあるはずがなく、悩みに悩み抜きます。トライアンドエラーで、自分たちなりの答えを見つけていく姿には心打たれます。
感動のエピソードは山口社長本人のブログで読むことができます。
妥協しないことで生まれる感動
妥協せずに作りあげる製品は、とても手がかかります。その制作過程を見ると、まるで我が子のように大事に育ているのが伝わります。新商品完成後に、その生みの苦しみは社員たちにストーリーとして語られます。そうすると感動した社員たちが目を輝かせて消費者に伝えてくれます。それがファンを掴んで離さない最大の魅力となっています。
こちらが商品ラインナップ。どれも職人手作りで色合いも微妙に異なります。一点もののような特別感があります。現地の職人たちと苦労して作り上げたエピソードがその価値を何倍にも高めています。どれも細部までこだわっていてとってもステキ。
妥協しない道への3ステップ
次のステージに行くためには「経営者の視点」を身につける必要があり、「MBAがベスト」と自分の中では結論は出ていました。しかし一歩踏み出せずにいました。
一歩踏み出せなかった理由
- 海外生活経験がない
- 家族は英語が話せない
- 妻はハワイ、グアムしかいかない宣言(笑)
- 収入がなくなる
- 高い費用(1000万円以上)
- 子育て(2年後に進学する子供たち)
- 家族の時間が減る
- 妻の負担が著しく増える
自分の目標の為に家族は犠牲にできないと、勝手にあきらめてしまっていました。当時は、家族とMBAのどちらかしか選べないかのように思い込んでいたんです。
でも「ほんとにこれでいいの?」という心の声が聞こえてきました。そこで「もう一度徹底的に調べて、妻と何ができるか話してみよう!」と動き始めました。これが最初のステップ、「選択肢の中間地点に立つ」です。
その結果、「オンラインMBAならいける!」と確信しました。
オンラインメリット
- 収入を維持できる
- 勉強したことを仕事ですぐ実践できる
- 受講ペースが調整できる
- 日本にいながら海外の大学も学べる
- 世界での認知度が高いコースも選択できる
- 費用(約300万円)も頑張ればなんとかできそう
早速、妻に話しました。
ぼく「MBAに興味があるんだけど。」
妻「えっ〜!?海外とか絶対ムリ!日本語が通じるハワイとグアムしかいかないよ〜」
ぼく「…だよね笑笑。オンラインなら海外行かなくて大丈夫👌費用も頑張ればなんとかできそう。受講ペースも家族優先で調整できるよ。」
妻「もし2年で卒業できるなら、小中の入学前に終わるから生活スタイルの変化は最少ですむね。でも、お金…何とかなる?この出費を想定して貯蓄してないのに??」
費用負担の問題はあるけれど、MBAを学ぶことは賛成してくれました。
それから親族に相談しました。すると応援や励ましだけでなく、「お金が理由であきらめることだけは、絶対にやめなさい。」と資金サポートの申し出までしてくれました。早速、上司にチャレンジを伝えました。すると会社の補助金制度へ推薦をしてくれて、費用の問題もクリア。さらにMBA保持者の先輩や友人たちが、子供がいながらどのように勉強時間を確保したか、丁寧に教えてくれました。
周囲の手厚いサポートのおかげで、「家庭と両立できる!」と確信できました。これが次のステップ、「できない理由を消していく」です。
MBA開始当初は、海外留学経験ゼロ、財務知識ゼロ、マーケティング経験ゼロで大苦戦。新しい発見ばかりで楽しいですが、単位を落とすわけにはいきません。当初予定していたより、勉強時間の確保が必要でした。何度も妻と話して調整しました。これが最後のステップ「トライアンドエラー」。
「誰のためにやっているか、何のためにやっているか」を考えて何度も時間整理をしました。趣味だった韓ドラ、アニメ、携帯ゲーム、マンガなどの時間はやめて、子供と過ごす時間や家事に当てました。朝は4時には起きると決めて、みんなが起きる前に勉強しました。
その結果、家庭、勉強、仕事に加えて、セミナーを開催したり、起業家や次世代育成のプロジェクトも立ち上げることができました。妻もピアノストとして音楽活動を続けることができています。
もしあのとき妥協していれば、いまのような充実した日々はありませんでした。白と黒をまぜたから灰色になると決めつけず、「虹色だって出せるはず!」と信じて妥協しない道を歩み続けましょう。
おさらい:
妥協しない道の選び方
1.選択肢の中間点に立つ
2.できない理由を消していく
3.トライアンドエラー
後悔のない人生を!