【MBA】2021 新学期のはじまり
今まで授業内容から、一部だけ紹介してきましたが、「だんだん専門性が増してきたね。」とのコメントを頂きました。分かりやすいたとえを心がけては来ましたが、難しいと感じてる人も多いようです😖
そこで今回から、子持ちパパが悪戦苦闘しながらMBAに取り組むリアルな生活を書いていくことにします。
どんな気づきがあったり、悩みがあるのか、そしてどう変わったか、どう乗り越えたかを紹介することで、誰かの気づきや励ましになればと願います🌟
まとめ:
正しい姿勢が、
「健康」と「学び」の秘訣
一つの気がかり:
新しい学期前に一つの気がかりがありました。それは昨年10月頃から気になり始めた足の痺れ。コロナな影響でリモートワークになってからもう10ヶ月…。通勤がなくなり、外出は必要最低限の日用品の買い出しだけになりました。運動不足は明らかでした😞
MBAで、朝早くと夜遅く、長時間椅子に座りながら勉強するようになり、姿勢が悪くなっていきました。妻から「最近、姿勢があきらかに悪くなったよね…」と言われ、ハッとしました😳
姿勢の悪さが足の痺れにつながっていきました。最初は、親指が少し動かしにくいだけだったのが、足のすねの方まで痺れがくるようになってしまいました。
「さすがにマズイ」と感じ、整形外科へ。先生によると、前のめりの姿勢が続いたために、背骨のかたちが変形し、神経を圧迫しているということでした。整体専門の友人にも診てもらいましたが、軽度の椎間板ヘルニアのようです😖
そこでもらった薬をしっかりと飲みながら、毎日ストレッチ、運動、マッサージを欠かさず取り組むようになりました。
それを見て、妻や子供たちが応援してくれるようになり、長女は背中のマッサージを率先してやってくれるようになりました。なんだか良くなりそうな気がしてきました🌟
日頃から正しい姿勢を保つことが健康の秘訣だということを身をもって知りました😅
新学期のはじまり:
1月10日からいよいよ新学期が始まりました。基礎課程の最後の2科目です。
オペレーション基礎:
内容:経営者の意思決定をサポートするための分析方法を学び、解決策を提案していきます。経営コンサルタントのような役割ですね。
講師:斎藤先生(JB)(https://umass-mba.com/program/lecture/saito-hiroshi.html)。彼のゴールドマンサックスやJPモルガンでの経験から、実務で使える分析が学べそうでワクワクしています。
Week1:まだ確実でない情報がある中でどのオプションが良いかを判断する「決定分析」について学びました。その中の一つが下図のデシジョンツリーです。この例の場合は、「景気が良くなるかどうかの判断がつかない中、施設の規模をどうするか?」がテーマです。この図からすると、コンサルタントを使わずに、大きな施設を建設するのが、最適という答えになります。
グローバル企業と競争:
内容:基礎課程の総決算というイメージです。企業が国際進出を図るための戦略を立案することになります。その為に、世界の競争、市場、資源、提携機会、文化を理解することが目的です。
講師:大前先生(https://umass-mba.com/program/lecture/kaz-ohmae.html)。金融のプロフェッショナルで世界情勢に詳しいので、どんどん視野が広くなりそうでワクワクしています。
Week1:「どんな企業がグローバル企業といえるか?」について学んで、それからApple,DELL,McDonalds,Walmart,BOEINGなどのグローバル企業の事例から、どんなことが学べるかについて研究しました。企業がどんな戦略を立てて、どんな方法で海外へ進出しているのかが見えてきて面白かったです。
第1回勉強会:
今までだとWeek1の講義を受けて、1週間経った後から開催されていましたが、火曜日には勉強会が開催されました。1日しか間をはさんでいないのに、みんなすごい勉強していて、すでに2週間後提出の論文にとりかかっている方がたくさんいました。みんな本当にすごいです。そしてめちゃくちゃ焦りました😅
まだ前回講義の復習していた自分の未熟さを痛感しました。冬休みの間も勉強していましたが、気づかず内に正月ボケしていたのかもしれません。
みんなの熱意と勉強意欲に刺激を受けて、これから「もっと頑張らないと!」と決意を新たにしました。熱意を持って学ぶ姿勢が大切ですね。気をひきしめて頑張ります👍
まとめ:
正しい姿勢が、
「健康」と「学び」の秘訣
【MBA】組織行動論④
組織行動論Week3とWeek4の間には90分間のテストがありました。必死に勉強したつもりが理解が甘かった😅何個も正解や間違いがあるような選択肢が絞りきれませんでした😖
勉強会の仲間のアドバイスをもらって、プレゼンするように声に出して、身振り手振りをまじめて読むようになりました。これのおかげで理解度あがりました。オススメです🌟ちょっと恥ずかしいけど😅
Week4はコミュニケーションがテーマです。「すれ違いが起きてしまうのはなぜだろう?」「どうやったらもっと上手にコミュニケーションがとれる?」について深く考える時間になりました😊
結論:
人を好きになる天才になれ!
すれ違いはなぜ起こる?
理由の1つ目は、下の図です。「アークオブディストーション」と言って、送り手と受け手の情報の歪み(ギャップ)を描写しています。特に、海外のチームとやりとりしてるとこのギャップを感じます。満面の笑みで「分かりました!」と言ってくれるのですが、もう次の瞬間違うことしてたりすることもあります😅根気づよく相手の理解を確かめることが大事ですね!
https://www.miraiarch.jp/column/mgmt/arc/から参照。
振り返ってみると「以前にも伝えたよね?」って聞いてしまっていた自分を強く反省しました😞
情報を伝えたら終わりじゃなくて、相手と共通の理解を持っていることを確認できて初めて、コミュニケーションが成立することを忘れないようにしないとですね👍
理由の2つ目は、下の図です。「ジョハリの窓」と言って、自分と他人の認識のズレを理解するのを助けてくれます。これをやってみて、自分の気づいてない自分や他人に認識されていない部分が多いことに気づきました。このズレがすれ違いを生むわけですね。
https://potect-a.com/utilization/johari_window/参照。
最近、情報発信力を高めようとTwitterを始めたました。でもプロフィールがなかなかしっくりこない・・・。そこで期待の若手に「もし○○×○○でぼくを友達に紹介するとしたらどんなキーワード入れる?」って聞いてみました。すると「寄り添い×生きがい」って言ってくれました。また「一緒になって気持ちを考えてくれるところを慕ってくれている」と教えてくれました。自分の気づいていない良さに気づかせてくれたことに感謝🌟
どうやったらコミュニケーション上手になれる?
講義ではコミュニケーション上手になる為に、「なぜ人が動かされるのか?」について学びました。その原則をまとめたのがチャルディーニの6原則です。つまりこの原則を上手に使えば人を動かせるというわけです🤔
1.好意
好意を持ってもらう方法についてディスカッションしました。大きく4つにわけてみました。
- 身だしなみを整え、親しみやすく接する
- 似ているところを見つける
- ほめる
- 馴染みを持ってもらえるよう頻繁に連絡
みなさんだったら次のうち、誰に頼み事をしたいと思いますか?
- 毎日顔を合わせる営業のXさん
- 毎週1回の会議で会うYさん
- あまり会うことがないZさん
講義では、みんな「1」を選んでました。長く時間を過ごすよりも、コンタクトの頻度を高める方が好意を感じやすいという実験結果が出ているようです。
馴染みを持ってもらう努力が足りてないなと感じました😖もっとコンタクト頑張ります👍
2.返報性
人に何かしてもらったら、「お返しをしたくなる」という心理です。説明を聞きながら、「あるある」とひとり頷いてました。
財務会計の勉強会ではいつも教えてもらってばかりだからと、お返しできるように一生懸命勉強しました。財務分析では少しお返しできて良かったです。誰かの為に精一杯サポートすれば回り回って返ってくるという話ですね😊
3.社会的証明
やっぱり行列ができるお店は気になっちゃうし、入りたくなるという心理です。行列が社会的な信用に結びつくようです。さらに人は後悔したくない思いがあるので、「他人が並んでいたから」と言い訳ができることもポイントなのだそう。たしかに言われてみると身に覚えがあります😅
4.一貫性
「人には自分の言葉、信念、考え方、行為を一貫したものにしたい、あるいは、他者からそう見られたいという欲求がある。 」と聞いて、「たしかに!」ってなりました💡
たとえば…
• 聞いている音楽がいつも一緒
• 面白くなくても最後まで見ちゃう
• 席は決まってないのに同じ席に座りたくなる
• 迷ったあげく、いつもと同じモノを買う
その欲求を満たしてあげればいいわけですね🤔
5.権威
本の帯にある「H大教授も絶賛の〜」 「現役T大生が実践している〜」と言った宣伝文句を見ると興味が湧いてくる心理です。有名人の名前や肩書きを見て、信じてしまうわけですね。ぼくは尊敬している人の名前が入ってると思わず手にとっちゃいます🤣
6.希少性
期間限定や数量限定だと、欲しくなっちゃう心理です。子どもたちにも「いましか買えないんだよ!」と力説されます😅
人も同様で「あの人にしかお願いできない」と思ってもらえる人のまわりには人も仕事も集まりますね🌟
この投稿を書いてるときにちょうど読んでいた本が「人生の勝算」前田裕二。
https://www.amazon.co.jp/人生の勝算-NewsPicks-Book-前田-裕二/dp/4344031369/ref=nodl_
筆者が尊敬している人として名前を上げているのが、UBS証券の宇田川さん。いまはSBI証券の取締役のようです。この人がスゴイ。好意と返報性の原則をフル活用しています👏
人に好かれる天才で、掃除のおばちゃん、受付の人、タクシーの運転手までもみんな彼のファンだったそうです。そんな彼のアドバイスが
「勉強なんていらないよ。とにかく人に好かれること。秘書でも、掃除のオバちゃんでも、受付の人でも、好かれなきゃダメだ。」「人生の勝算」前田裕二より引用
彼は人を好きになる天才で、まず名前を覚え、良いところを見つけて、相手を好きになるそうです。そうすると相手も彼を好きになって彼を助けたくなる。
1人だと1が限界でも、みんなで協力すれば1✖️1が10、100いやそれ以上にもなることを体現しているわけです。
人に好きになってもらえるかどうかは選べないけれど、人を好きになることは選べます。だから「人を好きになる天才」を目指します🌟
まとめ:
人を好きになる天才になれ!
次回、「財務分析⑤」につづく。
【MBA】財務分析③
今回は財務分析Week3で、講義内容は金利と財務計画でした。財務計画は作業メインなので、今回は金利をテーマに書きます😊講義のあとはより世界のニュースを注意して見るようになりました🌟新しい気づきがありますように💡
結論:
金利から世界の変化が見える
1.金利ってどうやって決まる?
覚える式はこれだけ!
(1+R)=(1+rp)×(1+rr)×(1+ri)
R:名目金利
rp:投資家が期待する純利率
rr:リスクプレミアム
ri:インフレ(物価上昇)率
この式によると、金利は投資家の期待する利率に、リスクとインフレの影響を加味して決められるということです。
つまり、「ニュースで金利が上がりました」
と聞いたら、これらのどれかが要因になってるというわけです。
講義の中では、先生が「最近アメリカで金利が上がってる理由は何だと思う?」と質問しました。色々な意見があったけど、「アメリカ大統領選挙でバイデン氏有利の報道が流れたから」という意見が多かったです。彼の政策や支持グループの影響でインフレが進むと考えたようです🤔
最初に紹介した式を分解してみるとその成り立ちが見えてきます。
R:名目金利
インフレ(物価上昇)が加味される前の状態。例えば、「自動車ローンの表面利率は9%」という風に使います。
r:実質金利
インフレが加味された後の利率。仮に、1年に車の価格が5%上昇した場合、 購買意欲が低下する恐れがあります。つまり貸し手は、期待している9%の表面利率よりも、低い利率を手にすることになります。
実質金利は以下の2つで構成されています。
rp :投資家が期待する純利率
rr :投資のリスクプレミアム(リスクが高いほど、高い利率が求められる)
式にすると…
(1+r)=(1+rp)×(1+rr)
フィッシャー効果:
著名な経済学者であるフィッシャーが名目金利、インフレ及び実質金利の関係を理論化したのが下の式です。
R:名目金利
r:実質金利
ri:インフレ率
(1+R)=(1+r)×(1+ri)
さっきの実質金利の式をあてはめると…
(1+R)=(1+rp)×(1+rr)×(1+ri)
これで最初の式が出てくるわけです🤔
誰かにお金を貸す場合、ローン期間中に2つのリスクに直面します。
• インフレ
• 金利の変化
だから、実質金利を求める投資家は、リスクに見合うだけのインフレプレミアム(高い利回り)を要求するわけです。
なので長期社債(企業が投資家に返済義務のある借金をする場合)の最終利回りは下記のような式になります。
最終利回り = 実質金利
+ インフレプレミアム
+ 金利リスクプレミアム
なにかに似ていませんか?
言い回しは違いますが、
最初に書いた式と同じなんです💡
2.投資家から見る金利の世界
この記事について書いてる間、以前インタビューさせて頂いた投資プロフェッショナルの永野氏の言葉を思い出しました。
ー思わず時間を忘れて夢中になるものは?
永野氏: 相場を見ることです。
なぜかというとマーケットは
必ずどこかでつながっていて、
世界で起きていることが
そのままあらわれるからです。
為替レートや金利の変化といった
お金の流れから世界の変化が見えるんです。相場の仕事がきっかけで、世界のニュースや歴史に夢中になりました。
投資家から見る為替レートや金利は数字以上の意味を持っています。
世界のニュースを誰が、どのように受け取り、どのようなアクションを起こし、金利にどういう影響が出そうかというところまで分かるわけですね。
もしかするともっともっと先の世界の変化が見えてるのかもしれません🌟そう考えるとワクワクがとまりません😆もっと学び、研究し、経験を積んで、そんな世界を見てみたいです👍
まとめ:
金利から世界の変化が見える
次回、「組織行動論④」につづく。
【MBA】組織行動論③
今回は組織行動論 Week3で、テーマは「組織デザイン:構造と文化」。みなさんが所属している組織には様々な特性があり、どのタイプが望ましいか、どんな文化を育むべきを判断するのも経営者の役割です。ご自身の職場や学校、家庭をイメージしながら読んでもらえる嬉しいです。新しい気づきがありますように🌟
結論:
組織構造は体、組織文化は心。
2つが揃うと怖いものなし!
1.組織構造は体
講義ではテキストから組織構造デザインの要件だったり、環境による影響、組織タイプなどを勉強しました。それらを分かりやすく説明するにはどうしたら良いかと考えたときに見つけたのがこれ!
あらすじ:
これはあなたの物語。
あなたの体内からだの物語──。人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。
細胞たちは体という世界の中、
今日も元気に、休むことなく働いている。
酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球……。
そこには、知られざる細胞たちのドラマがあった。
新たな細胞、新たな細菌やウイルスの登場により、物語は新たな展開に!擬人化モノの新定番、
大人気コミック「はたらく細胞」のテレビアニメ第2期!誰もが共感できる、体内細胞擬人化ストーリー
https://hataraku-saibou.com参照。
誰もが共感できる理由は、誰もが何かの組織に属していて、「はたらく〇〇」の経験があるからだと思います。
すべての細胞がいるからこそ、外からやってくる病原菌やウィルスをやっつけることができます。それと同様に会社組織もすべての社員が活躍してこそ、ミッションを果たすことができるということですね🤔
主な組織構造と特徴:
1.機能別:
Understanding and Managing Organizational Behaivor 500ページ EXHIBIT 16.2参照
組織の中で同じ役割をする人たちをまとめてグループをつくります。(例︓ マーケティング; ファイナンス)。組織がまだ小規模のときにはこのタイプが多いです。赤血球チーム、白血球チームみたいな感じですね😊
⻑所:
- 役割がはっきりして、効率化につながる
- コミュニケーションの壁がない
- 管理者も同じ専門なので、管理しやすい
短所:
- 幅広い製品やサービスに対応しづらい
- 特殊なニーズに合わせて製品やサービスを調整することが難しい
- 専門分野だけの狭い視野になりやすい
2.部⾨別:
Understanding and Managing Organizational Behaivor 502ページ EXHIBIT 16.3参照
※この他に、マーケット別や、地域別もあります。
組織が大きくなっていくに連れて、機能が増えていきます。その機能の集まりが部⾨になります。白血球チームと赤血球チームで、免疫細胞部門をつくるというかたちですね👏
長所:
- 機能別の活動を特定の製品やサービスに集中させることを可能する
- 全体としての組織管理と説明責任の強化を可能とする
- 報奨とパフォーマンスとの結びつきがより現実的なものとなる
短所:
- それぞれの部門で管理コストがかかる為、高くなる
- 部門間で予算や人材の取り合いが発生しやすい
- 部門目標を優先してしまいがちになる
3.マトリクス:
色々な部門から専門家が集まって作る特別編成チームです。機能別と、プロジェクト別、2人のボスがいるのが特徴です。新型ウィルスに対抗する為に、白血球、赤血球に加えて、色々な細胞がチームに加わるイメージです👍
長所:
- プロジェクトにあった人材配置ができる
- 高い自立性を生み出せる
- 様々な顧客ニーズに答えられる
短所:
- 2人のボスから同時に仕事が来ると混乱する
- 仕事が増え、オーバーワークになりがち
- 要求されている仕事がはっきりしない
ケーススタディでは、有名なコンサルタントだった主人公がCEOに着任し、過去の成功体験を活かそうと、しっかりとした調査をする前に組織改革を実施します。しかしことごとく失敗。1番の理由は自分のノウハウを活かそうとするだけで、そこで働く人々の特徴を活かす工夫をしなかったからです😖
他で成功したから上手くいくとは限りません。大切なのはそれぞれの特徴を知り、可能な限り組織とそこに所属する社員の良さを引き出せる組織構造をつくることですね🌟
2.組織文化は心:
組織構造で体づくりができても、心が伴わないと、真価が発揮できません。はたらく細胞でたちはみんなが「体を守りたい!」という気持ちで、一致しています。だから強敵も退治できるわけですね。イヤイヤ戦ったら勝てるわけないですもんね😅
強い組織文化、つまり強い心を築き上げるために以下のステップをお勧めします。
- 組織文化をかたちづくるものを知る
- 目指すべき組織文化を思い描く
- どうやったら共感してもらえるかを考え、あらゆる方法で伝える
組織文化をかたちづくるもの:
1.価値観:
- 最終価値: 組織が望む到達点 (例: 収益性; 品質; 卓越性; 正直で倫理観のある会社)
- 手段価値: 従ってほしいと願う、望ましい姿 (例: 勤勉; 伝統を重んじる; 責任感; 革新的)
2.規範:
- 時間をかけて形成される非公式な期待
- メンバーがどのように行動すべきかに影響(例: 礼儀正しい、適切な情報共有)
目指すべき組織文化とは? :
- 変化を機会としてとらえる
- 社員と会社が⼀体になっている
- 失敗を恐れず挑戦する姿勢
- 強みに活かす努力
- 社員を資産として大切する
どうやって⽂化を伝える?:
- 物語: 聖書の登場人物、歴史上の偉人、創業者の逸話など
- 象徴: シンボルマークやモニュメント、オフィスのスタイル、ドレスコードなど
- ⾔語:専門用語; 公式vs.⾮公式; 階層主義vs. 平等主義など
- 儀式: 学位授与式; 年次のクリスマスパーティー; 授賞式など
ぼくの場合は、夫婦関係をイメージするとしっくりきます。お互い全く異なる文化の中で育った2人なので、結婚当初はすれ違いも多かったです。それでも一緒に困難を乗り越えていく中で、価値観や行動指針が一致していきました。10年を超えたあたりから、同じ言葉が同じタイミングで出てくることが多くなりました🤣
ぼくがとった行動は
- 妻をかたちづくってきた文化を知る
- 目指すべき理想の家庭像を思い描く
- どうやったら共感してもらえるかを考え、あらゆる方法で伝える
もう乗り越えられないんじゃないかと思ってしまうようなことも多々ありましたが、結局乗り越えることができました。これは最高のパートナーのおかげです。まさにぼくの心です。強い心さえあれば怖いものなし!
まとめ:
組織構造は体、組織文化は心。
2つが揃うと怖いものなし!
次回、「財務分析③」に続く。
【MBA】財務分析②
Week2のテーマは「お金の時間的価値」です。以前、財務会計論でも少し触れましたが、今回はその応用編。まるでタイムマシーンに乗ってるかのように現在と未来を行ったり来たりします😊
結論:
現在価値は、投資分析の鍵
なぜお金の価値が変わるの?:
クイズ:現在の1万円は将来の1万より価値があります。なぜでしょうか?
答え:1万円を投資に回せば、時間が経つと利息を受け取れるから!
もし利率が8%だと、1年で800円の利子がつきますよね。だからその分価値が高いわけです😊
図にするとこんな感じです。
これだけだと「まぁ、そうだよね…だから?」ってなりそうですね😅
お金の時間的価値の知識は何に役立つの?:
分かりやすくするために生活にあてはめてみましょう。まずはお金の出入りを考えてみます。
出て行くお金:
- 食費
- 水道・光熱費
- 通信費
- 車
- 日用品
- 教養・教育
- 趣味・娯楽
- 衣服
- 医療
- 交通費
- 住宅ローン
- 保険
入ってくるお金:
- 給与
- 積み立て預金
- 年金
- 副収入
同じタイミングで出入りするお金はどのくらいあるでしょうか?カードでまとめて引き落とす場合以外はほとんど別々のタイミングだと思います。
つまり本来は家計簿のように単純に足したり、引いたりできず、時間の差を考慮しないといけないわけです🤔
家計簿であれば短期間で、金額も少額のものが多いので、大きな影響はでないかと思います。しかし企業の場合は額が大きいので、投資できるお金を眠らせるわけにはいきません😅
そこで時間の差を考慮して、比較するわけです。たとえばタイムマシンに乗って、1年後、2年後、3年後にそれぞれに行って、お金を持って、現在に帰ってくるそんなイメージです。
簡単な問題をやってみましょう。
毎年1万円ずつ3年間もらえる商品があります。この商品は現在いくらの価値があるでしょう?利率は10%です。
ここで分かるのは
将来価値:30,000円
年数:3年
利率:10%
正解は…24,868円
これを現在価値といいます。
いつ役立つか?「いまでしょ!」🤣
- 定期預金
- 年金
- 退職金
- 住宅ローン
- 学資ローン
将来のお金を計画をする場合に役立ちます。まず何年後(年数)に、いくら必要か(将来価値)を書き出して、利率で割り戻します。全て足せば、現在いくら投資しなければいけないか分かるんです👏
例えばこんな問題が解けるようになります。
- 退職まで5000万円貯めたい!毎月支払えるのは1万5千円、年利12%、福利回数が12回/年だったら何年間かかる?
- 850万円するBMWを買いたい!現在手元にあるのは300万円。6年後に買いたい。必要な年利は何%?
ちなみに答えは…
- 約30年
- 約19%
です。
「こんな好条件日本にはないなぁ」と思いながら演習問題やってました😅
ビジネスではこんなときに活躍🌟
- 投資の意思決定
- 融資の返済計画
- 投資から得られる利益率の決定
- 株式や債券などの評価
後半で出てくるのでお楽しみに😊
どれも企業にとっても投資家にとっても重要な決定ばかり、現在価値の理解がいかに投資分析で大切か分かります。まさに鍵といえますね🌟
まとめ:
現在価値は、投資分析の鍵
次回、「組織行動論②」につづく。
【MBA】組織行動論②
組織行動論Week2では、テーマは「権力、政治力、対立」。最初は、人気ドラマ「半沢直樹」を連想しましたが、現実はなかなかあんなに爽快にはいきませんね。今回学んだケースはドロドロな雰囲気です😅
結論:
政治なしでは権力は得られない。権力だけで人は動かない。
人を動かすには影響力が必要。
3つがそろったときに結果が生まれる。
今回はテーマに沿った読書課題があり、登場人物の行動から分析していくストーリー仕立てになっています。
ケース: マーサ・リナルディ
登場人物:
リナルディ:
年齢:27歳
性別:女性
学歴:MBA
職位:アシスタントプロダクトマネージャー
有能で他者からオファーがあったものの、より大手でマーケティングを学びたいと入社。
ヴォーン:
年齢:35歳
性別:男性
学歴:学士
職位:アソシエイトプロダクトマネージャー
数字や分析が得意。昇給が低かったことでモチベーションを失っている。多くの事務作業を抱えている。
フォレット:
年齢:34歳
性別:女性
学歴:学士
職位:プロダクトマネージャー(2人の上司)
優秀で社内の評判はいい。顧客とのコミュニケーションが得意。 個人的な理由で6ヶ月間在宅勤務している。
あらすじ:
ポトマックウォーター社の副社長はMBAホルダーとして大活躍。彼の影響で、MBAホルダーを積極採用している。同じMBAコースを修了したリナルディは、その高い提案力と分析力を評価され、期待の若手として採用。やる気に満ちている👍
上司のフォレットは在宅勤務でコンタクトは難しく、トレーニングをお願いしても、「忙しい」と相手にしてくれない😞
同僚のヴォーンはいつも忙しそうにしている。
MBA保持者をよく思っていない。協力して働きたいが、コミュニケーションが難しい😖
難しい環境の中でも、積極的に働き、得意の分析で優れた提案をするも、上司に手柄を横取りされる。その結果、次第にモチベーションを失っていく😞
さらにフォレットとヴォーンに不倫疑惑が浮上。どんどん不信感が募っていく😫
リナルディの積極性は失われ、輝きを失ってしまった。彼女は残るべきだろうか、それとも去るべきだろうか?
みなさんがリナルディだったらどうしますか?
講義では次の手順で分析をしていきました。
現状分析:
- なぜ彼女はこの会社を選んだのか?
- 入社後に想定外だったことは?
理想分析:
- どんなアクションが必要だったか?
権力:
- 誰が権力を持っているか?
- どんな影響力があるか?
- 彼女自身が持つ権力は?
対立:
- 対立は何から生まれるか?
- どう解消できるか?
学べる原則:
1.なぜそのような態度をとっているのかを知ることが解決の糸口
- フォレットはなぜ時間がないのか?:先生から聞いた後日談でなんと、こっそり転職活動をしていた…。
- ヴォーンはなぜMBAが嫌いなのか?:昇進ができないイライラが原因。後日談では社内不倫が原因でクビになっていた…。
どちらもリナルディが原因ではないことが分かります。
フォレットより上のマネージメントから協力を得る必要がありそうです。
リナルディを高く評価している副社長がキーになりそうです。
半沢直樹も頭取や取締役を上手に巻き込んでいますよね😊
2.自分にしかできない専門性と魅力(人柄)を高めることで影響力を高められる。
権力のある人を巻き込むには、政治が必要になります。つまり「権力を使ってでも助けたい」と思ってもらう必要があります。その為に必要なのが、専門性と魅力(人柄)です。
リナルディは、高い分析力がある為、それを活かしてまわりから認められるポテンシャルを秘めています。また恵まれない環境の中でも、諦めない心、曲げない信念で、まわりの人を動かす影響力を身に着けることができます。
半沢直樹もいつも恵まれない環境での仕事を強いられていますよね。でも彼にとって環境は関係なく、自分の最善を尽くすことだけを考えています。それが人々の心を打ち、通常考えれないような大物たちが彼を支援してくれるまでになります🌟
テキストでは結果を生み出すまでの流れをこう表現しています。
政治→権力→影響力→結果
たしかにその通りと思うところもありますが、半沢直樹のように権力がなくても大きな影響力を持つことはできると考えています🤔
まとめ:
政治なしでは権力は得られない。権力だけで人は動かない。
人を動かすには影響力が必要。
3つがそろったときに結果が生まれる。
次回、「財務分析②」につづく。
【MBA】ビジネス財務分析①
ビジネス財務分析 Week1に突入!前期の財務会計論からステップアップです。前回は、会計士目線でしたが、今回は経営者視点と投資家視点を学びます。財務分析の原則と手法を学んで、投資、資金調達、配当といった重要な意思決定に影響を与える、リスクとリターンを調査します。企業と投資家がWinWinになるのに必要な情報を提供することがミッションです😊
Week 1なので講師の紹介と役立つ分析指標をいくつか紹介します。
Week1 講義内容:
- 財務諸表についての紹介
- 財務諸表分析
結論:
ビジネス財務分析=経営および投資判断の鍵
講師の紹介:椎名則夫
都市銀行で証券運用・融資に従事、米系資産運用会社の調査部で日本企業の投資調査を行う(担当業界は中小型株全般、ヘルスケア、保険、通信、インターネットなど)。米系証券会社のリスク管理部門(株式・クレジット等)を経て、独立系投資調査会社に所属しアナリスト業務を携わっていた。シカゴ大学MBA。日本証券アナリスト協会検定会員、CFA。元NewsPicks解説員。UMass Lowell講師。
https://newspicks.com/user/130194/から引用。
実はよく読ませてもらっている”newpikcs"というビジネスニュースサイトの元解説員です。いまは証券アナリストとして、情報発信をされています。フォロワーはなんと14万人近く👏
とても知識豊かな講師で、先輩からも「凄い先生だよ。」と聞いていました。最初はゆっくり丁寧に説明してくれていましたが、途中からスピードアップ。財務未経験のぼくは、ついていくので精一杯😅
質問への回答がダントツで早いです。メーてから10分くらいで返答が来たことも!生徒に親身になって教えてくれます。休憩中の雑談の中で、「最近はコーンポタージュにはまっているんですよね。もう年かな(笑)」とかいう何気ない会話で生徒の気持ちを和ませる場面もありました😊
UMassの無料体験講座を担当されているので、気になる方は参加してみてください!
どんな分析をするの?
Yahooのファイナンスページで、誰でも見れる分析事例を見てみましょう。まずは下記のURLをクリックします。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3382.Tから引用。
そして、下にスクロールしていくと…指標が出てきます。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3382.Tから引用。
ここに掲載されている指標は株主や検討している人向けなので、株価や配当に関連する情報をパッと把握できるように作られています。気になる銘柄を見て、自分の望むような数値であれば、「もっと調べてみようかな」となるわけですね🤔
掲載されている数値は企業が公表している情報、主に財務諸表をもとに計算されています。つまり公開情報から投資判断に必要な情報を引き出し、分かりやすく紹介しているわけですね。これもビジネス財務分析の一部です。
でも数値だけ見ても、それが何を意味するのか、業界平均と比べてどうなのか分からないと判断できませんよね。
そこでWeek1では、どんな指標がどんな目的で使用されているか?財務諸表からどうやって計算するか?について学びます。
数多くの指標があるので、代表的なものを一部紹介します。式さえ分かれば計算自体はシンプルです。
ぜひ自分の会社で計算してみてください。新しい発見があると思います💡
主な指標の例:
総資産回転率=売上高/総資産
ROE(自己資本利益率)=当期純利益率×総資産回転率×財務レバレッジ
PER(株価収益率)=株価/ 1株あたりの当期純利益(EPS)
PBR(株価自己資本倍率)=株価/ 1株あたりの自己資本(BPS)
※売上高=営業収益、自己資本=純資産といったように企業によって表記が違いますのでご注意ください。
これだけ見ても何のことかさっぱりですよね。
なので…セブン&アイ・ホールディングスで見てみましょう。
当期純利益率=3.3%(収益力)
この数値は売上から経費を引くと、利益として約3%が残るということです。小売業界平均を調べると、およそ1.2%くらいのようです。つまり小売業界の中では良好といえます。しかし産業全体を見ると10%以上の企業もあり、小売業界は厳しい競争で、利益率の確保が難しい業界であることがわかります🤔
総資産回転率=1.13(効率)
業種によって異なりますが、目安は1-1.6のようです。1を下回っている場合には、売上高が少ないか、ムダな資産がないかの検証が必要になります。1.13なので良好と言えますね。
経営レポートを見ると利益の出ていない店舗の閉鎖や百貨店、スーパー事業の構造改革に取り組んでいることが分かります。その効果が少しずつ出ているようです👌
財務レバレッジ=2.2(安全性)
自己資本と借入のバランスを示しています。借入が大きいと、大きな数字となります。つまりリスクが大きいということです。
株主からするとレバレッジ(テコの原理)をかけて、少ない資本でより多くの利益を生み出して欲しいです。だからリスクとのバランスがポイントです。
一般的には3前後が目安のようです。3程度まで借り入れを増やして、積極的に投資するという選択もありそうです🤔
株主から預かったお金でどのくらいの利益を出せているかを示します。つまりこの数値が高いほど株主にとって魅力的ということになります。
当期純利益率×総資産回転率×財務レバレッジで算出することができます。つまり、それぞれの数値を分析することでどうやって改善できるかが分かるわけです。
日本企業としては、最低水準として8%を目指すという指針が出ています。それを考えると最低水準を満たしていますが、これからさらに上を目指すためにどういう戦略をたてるかが重要になってきますね🤔
PER(株価収益率)=21.82
株価が割安か、割高かを見る指標で、投資額を回収するのに何年かかるかが分かります。業種ごとに違いますが、一般的には15程度が目安のようです。つまり15年での回収を期待しているということですね。それを上回ると割高、下回ると割安です。
成長が期待されている企業ほど、さらなる株価上昇を期待して、高くても買う人が多くなります。その為、割高になります。21.82なので少し割高のようです🤔
PBR(株価自己資本倍率)=1.16
株価=1株あたりの自己資本が1なので、これを上回ると割高、下回ると割安になります。M&A(企業買収)を考えると、1以下の割安だと魅力的です。1.16倍は標準的であり、妥当な評価といえそうです👍
といったようなことが分かってきます。これはほんの一部ですが、競合他社と比べると自社の強みや弱み、将来性、リスクなど経営や投資判断に有益な情報がたくさん見つけることができます。実際のビジネスでは十分な時間や情報がなく、判断をせまられることも多いので、財務諸表から入る手がかりは鍵といえます🌟
まとめ:
ビジネス財務分析=経営および投資判断の鍵
次回、「組織行動論②」につづく。