【MBA】組織行動論②
組織行動論Week2では、テーマは「権力、政治力、対立」。最初は、人気ドラマ「半沢直樹」を連想しましたが、現実はなかなかあんなに爽快にはいきませんね。今回学んだケースはドロドロな雰囲気です😅
結論:
政治なしでは権力は得られない。権力だけで人は動かない。
人を動かすには影響力が必要。
3つがそろったときに結果が生まれる。
今回はテーマに沿った読書課題があり、登場人物の行動から分析していくストーリー仕立てになっています。
ケース: マーサ・リナルディ
登場人物:
リナルディ:
年齢:27歳
性別:女性
学歴:MBA
職位:アシスタントプロダクトマネージャー
有能で他者からオファーがあったものの、より大手でマーケティングを学びたいと入社。
ヴォーン:
年齢:35歳
性別:男性
学歴:学士
職位:アソシエイトプロダクトマネージャー
数字や分析が得意。昇給が低かったことでモチベーションを失っている。多くの事務作業を抱えている。
フォレット:
年齢:34歳
性別:女性
学歴:学士
職位:プロダクトマネージャー(2人の上司)
優秀で社内の評判はいい。顧客とのコミュニケーションが得意。 個人的な理由で6ヶ月間在宅勤務している。
あらすじ:
ポトマックウォーター社の副社長はMBAホルダーとして大活躍。彼の影響で、MBAホルダーを積極採用している。同じMBAコースを修了したリナルディは、その高い提案力と分析力を評価され、期待の若手として採用。やる気に満ちている👍
上司のフォレットは在宅勤務でコンタクトは難しく、トレーニングをお願いしても、「忙しい」と相手にしてくれない😞
同僚のヴォーンはいつも忙しそうにしている。
MBA保持者をよく思っていない。協力して働きたいが、コミュニケーションが難しい😖
難しい環境の中でも、積極的に働き、得意の分析で優れた提案をするも、上司に手柄を横取りされる。その結果、次第にモチベーションを失っていく😞
さらにフォレットとヴォーンに不倫疑惑が浮上。どんどん不信感が募っていく😫
リナルディの積極性は失われ、輝きを失ってしまった。彼女は残るべきだろうか、それとも去るべきだろうか?
みなさんがリナルディだったらどうしますか?
講義では次の手順で分析をしていきました。
現状分析:
- なぜ彼女はこの会社を選んだのか?
- 入社後に想定外だったことは?
理想分析:
- どんなアクションが必要だったか?
権力:
- 誰が権力を持っているか?
- どんな影響力があるか?
- 彼女自身が持つ権力は?
対立:
- 対立は何から生まれるか?
- どう解消できるか?
学べる原則:
1.なぜそのような態度をとっているのかを知ることが解決の糸口
- フォレットはなぜ時間がないのか?:先生から聞いた後日談でなんと、こっそり転職活動をしていた…。
- ヴォーンはなぜMBAが嫌いなのか?:昇進ができないイライラが原因。後日談では社内不倫が原因でクビになっていた…。
どちらもリナルディが原因ではないことが分かります。
フォレットより上のマネージメントから協力を得る必要がありそうです。
リナルディを高く評価している副社長がキーになりそうです。
半沢直樹も頭取や取締役を上手に巻き込んでいますよね😊
2.自分にしかできない専門性と魅力(人柄)を高めることで影響力を高められる。
権力のある人を巻き込むには、政治が必要になります。つまり「権力を使ってでも助けたい」と思ってもらう必要があります。その為に必要なのが、専門性と魅力(人柄)です。
リナルディは、高い分析力がある為、それを活かしてまわりから認められるポテンシャルを秘めています。また恵まれない環境の中でも、諦めない心、曲げない信念で、まわりの人を動かす影響力を身に着けることができます。
半沢直樹もいつも恵まれない環境での仕事を強いられていますよね。でも彼にとって環境は関係なく、自分の最善を尽くすことだけを考えています。それが人々の心を打ち、通常考えれないような大物たちが彼を支援してくれるまでになります🌟
テキストでは結果を生み出すまでの流れをこう表現しています。
政治→権力→影響力→結果
たしかにその通りと思うところもありますが、半沢直樹のように権力がなくても大きな影響力を持つことはできると考えています🤔
まとめ:
政治なしでは権力は得られない。権力だけで人は動かない。
人を動かすには影響力が必要。
3つがそろったときに結果が生まれる。
次回、「財務分析②」につづく。